Vol.5 人事・労務の問題をすぐに解決する方法

人事・労務の問題をすぐに解決する方法するクラウドソーシングとは

人事・労務に携わる者は、突然思いもしなかった問題に遭遇します。
「セクハラを起こした社員の対応をどうしたらいいか？」
「育児の時短における残業手当の支給はどうしたらいいか？」
など緊急に解決が必要なこと、法律が分からないと対処できないことがあります。相談できる専門家がいればいいのですが、社労士・人事コンサルタントでも即答できないこともあります。

その時にどうしたらいいでしょうか？タダで解決できる方法があります。

クラウドソーシングという言葉をご存知ですか？「クラウド（crowd）は群衆の意であり、企業などがインターネットを通じて、不特定多数の人々に対するアウトソーシングを行うこと。単体では小規模であるようなコンテンツや知的生産力などを多数の人々から調達・集約して，何らかの事業成果を得るもの」です。簡単に解説すると、インターネットを通じて瞬時に知識の共有・交換をして、問題を解決していきましょう。という感じです。有名なのは、ウィキペディアやリナックスです。群衆の英知を集約して何かを作り出す仕組みです。

これの人事・労務版が、
総務の森
http://www.soumunomori.com/forum/
日本の人事部
http://jinjibu.jp/GuestBbsTop.php
です。こちらに質問を出すと、大体24時間以内には専門家の誰かが返答してくれます。是非活用してください。実は私もこの回答を見て勉強しています。

ここで不思議なのが、「回答する側の利益」です。

先日、クラウドソーシングに関するセミナーにでました。ＮＥＣなどの大手企業では社内でもこういった仕組みを持っており、質問を投げかけると誰かが回答してくれるそうです。ここでも同じ悩みがあります。「回答する側の利益」は何か？ということです。人事の評価にも連動しないし、逆に上司からはＳＮＳで遊んでいると思われる。そんなことに悶々としている人たちがいるそうです。セミナーの中で、回答すると回答した人が得をするという話になり、「他人から感謝される（承認される）」「社内の評判がよくなる」という結論になりました。

いい終わり方をしたな！とちょっと嬉しかったのです。

メンタルヘスルカウンセラーの仕事（野中の一言）

企業で初めて受ける方にカウンセリングを行うと、多くの場合の反応が、“話して人に聞いてもらうっていうことがこんなに気持ちの良いものだとは気付きませんでした。自分では見えなかったものが見えてきたように思います。最初ちょっと不安でしたが、こんなに気分が良くなるのなら、是非また受けたいです”とおっしゃっていただくことが多い。

私が企業で行うカウンセリングはもちろん病を治療するサポートも行うが、健康な人の精神状態をその人の個性や強みを再発見し、モティベーションを高め、わくわくしながら仕事や生活をするところにもっていくことが醍醐味でもある。メンタルヘルスサポートというとどうしても皆さん精神疾患を持っている場合だけ、というイメージをお持ちの方が多いが、ストレスと上手に付き合い、いつもベストな状態の自分を保つ、というサポートに使うことは欧米では普通になっている。ジムに行くように気軽に心のジムにきていただきたいと思う私がいる。