コラム
Vol.44 芳村思風先生の子育て論
メルマガ
2013/01/01
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- 芳村思風先生の子育て論
芳村思風先生の子育て論
年始にお送りするメルマガということで、『子育て論』について紹介したいと思います。ある時期、芳村思風先生の感性論哲学に傾倒し、1年ほど勉強会に通っていました。テーマは、日本文化・リーダーシップ・人格など様々ですが、一番人気は子育て論でした。私は丁度子供を授かった時期に学ぶことができたので、思風先生の子育て論を参考にしながら娘を教育しています。
思風先生が唱える「感性論哲学」とは、感性が生命の本質であり、人間の本質であり、宇宙の究極的実在であるとする<感性を原理とした哲学>です。個人的な解釈としては、20世紀は欧米型の理性的な生活習慣が蔓延し、人間として大切な感性が失われがちだったことに対し、21世紀は再度「感性」を見直し、理性と感性で生きる時代が到来すると思っています。
さて、子育て論の話ですが、思風先生曰く27歳まで人は成長すると言っています。その段階ごとに子育てのポイントが異なるので、下記のステップを参考にすると良いということです。思風塾ではもっと早く聞くことができるれば参考にできたのにと残念がる人が多かったです。下記を参考に、今年の子育てについて一考することも良いかもしれません。
【0~3歳】
①幸福感・・・愛情を命に浸みこませる スキンシップが重要
②安心感・・・危険からの回避 この時期に危険な目にあうと危険を回避する性格になる
③信頼感・・・泣き声で赤ちゃんの言いたいことを聞き分けることが大事
【3~6歳】第一反抗期(反抗があって正しい)
①欲求を抑えない・・・できるだけ欲求を実現させる
②自制心を育てる・・・人に迷惑をかけたら体罰(悪いを体で感じる)
③脳の発達を助ける・・・「これなあに」応える(断定的に・瞬時に応える・ウソでもいい・親の切り返しで脳が発達する)
④遊ばせる・・・創意工夫の発達を手助ける(ルールを教えたらだめ)
【6~10歳】
①知る喜びを教える・・・教科書の内容を教えたらダメ・子どもから教えてもらう
②正邪善悪の区別をつける・・・あいさつ・返事・感謝・謝罪
③成功体験・・・できるまでやる・ほめて励ます(逆上がりなど)
※この時点までは人格を認めてはダメ(理屈を言わずに教え込む)
【10~13歳】
①あらゆるものを好きになる環境作り・・・先生の悪口・学校の悪口はダメ
②学び方を教える・・・百科事典の引き方
【13~15歳】第二反抗期(これも成長のしるし)
①命令したらダメ・押しつけてもダメ(耳を傾ける)
②主体性と責任感を学ばせる(失敗しても当たり前)
※大人として扱う・人格の目覚め
【15~20歳】
①人生の入口 Q1どんな人間になりたいか? Q2どんな仕事をしたいか? Q3将来どんな生活をしたいか? を聞く
②問題・悩み・苦しみを経験させる(逃げてはダメ)
③より高度な知識を獲得することの意義を理解させる
【20~27歳】
①自分の価値は他人が決定することを知る
②個性ある能力を開発する(人から一目おかれるもの)
③人間には長所と短所があることを知る
④決断とは何かを理解させる
⑤価値の情熱を呼び覚ます
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