コラム
Vol.43 利他の心で事業が好転する
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2012/12/15
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- 利他の心で事業が好転する
利他の心で事業が好転する
お客様で経営者の方が経営体験の発表をするということで、久しぶりに大阪盛和塾に参加していきました。稲盛塾長の話(DVD)を聞いたり、優秀な経営者の話を聞いたりしながら、1日じっくり頭の整理ができました。同時に、清い空気を吸収できたことにより、急激に事業が良い方向に回りだしたので驚いています。
この1週間で起こったことは、まだ何もアクションを起こしていないのに、
■お客様からお仕事を頂いた
■急に複数のお客様から問い合わせを頂いた
など、吉報ばかりです。大阪盛和塾に参加して、気づいた3つのことについて話します。
1つ目です。大阪盛和塾の当日、一番心に響いたのは「経営者が心を高めると正しい経営判断ができる」という言葉でした。稲盛塾長が心について解説して下さったことによると、心は3層あり、一番外が知性・真ん中が感性・中心に自我(利己)と真我(利他)があるようです。経営者が心を高めるということは、真ん中の層の利他の割合を高めるということです。社会のため・お客様のためを思ったら、経営において正しい判断ができるということです。
素直にこの言葉を受け止め、日々の活動に忙殺されている自分を反省しました。一旦自分の心をリセットして、清い心で経営にあたろうと決意した瞬間に、事業が好転し始めました。この好転は、自分の行動が変わったから変化したのではなく、良き「気の流れ」が「良き機」を引き寄せているとしか思えません。まさに、因果応報です。
2つ目です。事業を拡大している経営者の共通点が見つかりました。
1)経営者自身が、現場を回っている。そして、お客様と話をしている
2)経営者が、社会貢献の軸で事業を高次化しようとしている
3)経営者が、事業を行う中で、社員の育成を通じて人格を高めている
という点です。
特に、社会貢献を軸に、事業のドメインは変えずに事業をモノ売りからお客様への高度サービスへ変化させている様子は参考になります。それも、30歳代の若手の経営者の方が、盛和塾の教えを参考に、上手に事業転換をしています。
最後に、3つ目です。ある経営者が「人格が高まると素直になる」と発表していました。これは色々な会社を訪問する際に感じることで、経営者が社員のことを思って経営している会社・社員を育む組織風土がある会社の社員は「素直」です。「素直」とは何かというと、コンサルタントや研修講師として会社に派遣される我々に対する距離感です。「素直」でない社員は、怪訝な顔をして我々に距離感を置き、「素直」な社員は、休憩中に相談と言って我々に近寄ってきます。
普段、経営者からマイナスの仕打ちを受けている社員は、経営側の仲間として我々を排除しようとし、経営者からプラスの影響を受けている社員は、経営側の仲間として我々を受け入れるのだと思います。経営者を肯定的に受け入れている会社と、経営者を否定的に受け入れている会社の社員では、生産性は大きく異なるはずです。
長々と書きましたが、「利他の心」と「事業の成長」が結び付いたことが今回の一番大きな成果でした。
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