コラム
Vol.167 成長促進のためのPDCAサイクル
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2024/09/26
成長促進のためのPDCAサイクル
VUCAの時代に突入し、事業のPDCAサイクルが回しにくくなってきたと感じています。目標管理や方針管理も、以前ほど機能していないのが現状でしょう。
PDCAに代わり、OODAループ(Observe・Orient・Decide・Action)を推奨する声も理解できます。組織全体でゆっくりとPDCAを回す時代は、もはや終わったのかもしれません。
しかし、個人レベルで回すPDCAは、成長を促進する最強のツールだと実感しています。
- (個人の内省のための)振り返りツールとして
- (後輩育成のための)声掛けとして
- (1on1の切り口として)部下の内省支援として
など、多くの場面で活用できます。
個人の経験学習としてPDCAを活用する際、考える順番は、 Do → Check → Action → Plan の順です。
■ Do(具体的経験)
今日(または今週)体験した成功または失敗を1つ挙げ、その体験に満足度(点数)をつけてください。
■ Check(振り返り)
その体験の中で、いつもより満足できたこと、逆に不満に感じたことを言葉にしてください。
■ Action(持論化)
「なぜ」成功(失敗)したと思いますか?
より満足度を上げるためにやってみたいことを具体的に言葉にしてみてください。
満足度(点数)を5点~10点上げる方法を考えてみましょう。
■ Plan(積極的な実験)
明日以降、具体的にやってみたいことを挙げてください。
これらは、さまざまなタイミングで活用できます。
- (個人の内省のために)帰りの通勤時間などで振り返る。
- (後輩の育成のために)終業時間前に、一言かける。
- (1on1の切り口としてに)1on1で業務の振り返りを行う。
こうした取り組みを通じて、以下の力が養われます。
- 「なぜ」を問う力(問題分析力)
- 自分の内面を言語化する力(内省力)
- 仮説を立てる力(将来構想力)
- 実行を楽しむ力(推進力)
何よりも、面白いPlanを見つけるとやりたくなるのです。
この「やりたい」という気持ちが、原動力になるのです。
日記やSNSでの投稿など、自分の考えを言葉にする習慣は非常に大切です。
皆さんもぜひ、言葉にする習慣を始めてみてはいかがでしょうか?
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