コラム

Vol.166 思考停止で自分をごまかしていませんか?

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2024/08/27

思考停止という手段で自分をごまかしていませんか?

最近、思考停止という手段を使って、多忙を理由に生きることを諦めている人が散見されます。そこで、私が最近感じていることを言葉にしてみます。

思考停止の社員が多い会社の特徴は、
・会議が多い・報告が多い・ルールが多い・承認が遅い
・上記の理由から、社員がやりたくない業務に時間を費やすことが多い
・経営層もどうしたらよいかがわからず、社員と同様に迷走している
・会議では一見もっともらしい発言が多いが、実際には中身がない
・表面的な問題解決に終始し、効果が薄い対応が繰り返される
・結果的には、社員の離職が多くなっていく

一方で、ビジネスモデルがそこそこしっかりしているので、ビジネスは回っているけど、業績は芳しくないことが多いです。歴史が長い会社ほど、そうなりがちです。

思考停止になるプロセス

仮説みたいなものですが、少し自分の内面を見ながら読んでください。

  1. 自分の思う通りにならない(提案や希望が通らない)
  2. 思い通りにならない環境下で、少しでも他者より有利になりたい(立場を取る)
  3. 同時に、他者が自分よりも不利な立場になることを望む(他者にボールを投げる)
  4. しかし、3のような行動は良くないと感じ、自分を許せなくなる(3が苦手な方はこちらになる)
  5. 考えることが苦しくなり、感情は押し殺した方が楽だと感じる
  6. これを繰り返すうちに、考えるふりや感情に触れないことが習慣化し、徐々に思考が停止していく

多分、自分が思考停止に陥っていることには気づけません。
周囲に思考停止の人が多いと感じたら、まずは自分を救いましょう。

思考停止になる前に

  • 体をゆっくり休める。思考停止している人は、顔に疲れが現れ、硬直しがちです。
  • 体を動かし、体や顔の緊張をほぐしましょう。
  • 映画など見て、泣きましょう!笑いましょう!
  • 少し準備が整ったら、外の世界を見てみましょう。社外の人と話をしましょう。
  • 一人旅もおすすめです。仕事や家庭のことを忘れ、自分自身に集中してみましょう。

経営者の私でも、この思考停止状態に陥りました。
そこから抜け出すのに、2年くらい休みました。

会社や家族も大切ですが、自分も大切にしましょう。
自分を幸せにできるのは、自分しかいません。

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