コラム

Vol.135 自分を守る経営から、人の美しさに触れる経営へ

2022/01/14

本年もよろしくお願いいたします。
昨年は、自分に向き合い、様々な葛藤を体験しました。全体的にそのような体験をした人が多かったと思います。2022年は、2021年の冬至を超えて、自分を表現する時代に突入したように感じています。今回は、経営という視点で、グローセンパートナーの2022年のビジョン的なものをお伝えします。

Index

  1. 自分を守る経営から、人の美しさに触れる経営へ
  2. まだ間に合う!新入社員研修の準備の手順

1.自分を守る経営から、人の美しさに触れる経営へ

昨年は、グローセンパートナーの経営者を降りることも視野に入れて、社員一人ひとりと向き合いました。一人ひとりの話に耳を傾けると、そこには自分に対する愛や信頼があり、その美しさに触れることができました。

その美しさに触れたときに、自分が気にかけていたことの小ささ、人への不信、さらには自信のなさを隠そうとしていた自分に気づけました。怖いと思っていた箱を開けると、そこには愛や美しさしかなかったという体験が多かったです。

自分が体験したことを、皆さんにも体験して欲しいと思っています。

少し具体的に書きます。

自分を守るということは、下記のようなことをいいます。

  • 自分を守る基準を作るために、中期経営計画や単年度方針を作る。
    (それを逸脱する成果や行動があった場合は、誰かを批判することができる)
  • 自分が作り上げてきた成功を守るために、新しい戦略や施策に対して反対意見を述べる。
    (適切な戦略や施策かもしれないが、その遂行を阻止することで、自分を守ることができる。)
  • 不要だと思っている会議を継続することにより、自分が忙しそうにふるまうことができる。
    (付加価値があげられない自信がない自分を、会議の時間を使って紛らすことができる。)
  • 評価制度を使って、上司の立場を保持できる。
    (目標を達成しない部下、行動が発揮できない部下を指導することで、自分の立場を守ることができる。)

今の会社の経営を見ていると、「自分を守る」ことが優先されていると見えます。社内のやり取りは、ドッチボールに似ています。飛んできたボールから逃げるか、ボールを受け取って他人に投げるように見えます。ボールを爆弾のように扱っています。

同じ会社で、業績を上げることを目的とした仲間なのに、不信頼で渦巻いているように感じています。

会議や資料作成など、生産性が上がらないことに時間を割いているように思います。ハムスターのように回し車の中をぐるぐる回っている状態に陥り、経営者もマネジャーも、社員も疲弊しているように見えます。

それに対して、下記のようなことができれば、経営者・マネジャーも楽になり、
経営効率が上がると考えています。

  • 経営者・マネジャーが、「自分を守ること」で、会社の生産性を落としていることに気づく。
  • 経営者・マネジャーが、「自分を守らなくても大丈夫」だと知る機会を作る。
    自分が癒される機会を持つ。
  • 対話という武器を使って、部下が意見を述べられる組織風土にする。
  • 徐々に権限移譲し、部下が行動しやすい環境を整備し続ける。
  • 経営者・マネジャーが、部下の声を聞き、部下の自律的な行動を見ることで、人間の美しさに触れる。
  • そこには、一人ひとりの良い・悪いはなく、個々人が発揮したい能力を発揮できる、人間本来の美しさが表現される。

今年は、上記のサービスをやりたいと思っています。

僕もそうでしたが、
自分が経営者に適任なのか?不安があります。
会社のメンバーが自分のことを信頼しているのか?不安があります。
もちろん、今後の会社の業績にも不安があります。

その不安を一挙に引き受けて、経営者・マネジャーも苦しんでいると思います。この苦しみから逃れるために、ルールを作ったり、資料を作成したり、会議を増やしてきていますが、不安の解消にはならないことを早く理解しましょう。

原点に立ち返って、自分の不安を解消するのではなく、真に信頼できる組織を作ることで、自分が楽になり、生産性も上がると思っています。このプロセスで、経営・組織風土がガラっと変わる瞬間をお客様と一緒に体験したいです。

サービスとしては、

  • 本音を言える対話型組織への転換サポート
  • 人事評価制度をやめるサポート
  • 計画策定をやめるサポート
  • 会議の断捨離ミーティングのサポート
  • 業務の断捨離ミーティングのサポート

などを展開していく予定です。

対話を通じて、自分の中にある不安に気づき、
対話を通じて、不信頼を取り除き、
社員同士に信頼が芽生え、お互いの美しさに触れる。

そんなことをやっていきたいと思っています。

まずは、第一弾として人事評価制度のコンサルタントとしての懺悔の会からスタートしたいと思っています。人の評価には限界があり、マイナス部分が多いこと、誰も幸せにならないことなどをパネリスト(業界重鎮)をお呼びして、夜の楽校で話をしたいと思います。

▼【夜の楽校】 人事評価制度を作ってきたコンサルタントの懺悔の会
新しい人事評価制度の方向性を探る
【日時】2022/02/18(金) 21:00~22:30
【参加費】無料
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20220218/

2.まだ間に合う!新入社員研修の準備の手順

新卒採用を無事に終え、ホッとするのもつかの間、新入社員が入社してくるまで3か月をきりました。新入社員研修の準備は順調でしょうか。

弊社鳥越は以前、事業会社の人事部に所属していましたが、急な配置転換により、2月に何も決まっていない新入社員研修を担当することになりました。
そこから準備を始めて、4月に2週間の新入社員研修(外部研修含む)を実施しました。

その経験をみなさまにお伝えするとともに、ご参加者同士の対話の時間をつくり他社の新入社員研修の取り組みについて情報交換をする場にできればと思っております。

セミナー内容
・新入社員研修の準備について
・他社が求める新入社員研修の要素
・新入社員研修で導入されやすい研修メニューとは

このような方におすすめです
・新入社員研修の準備が間に合っていない
・担当になったばかりでどう進めたらよいのかわからない
・他社の新入社員研修の準備状況に知りたい

▼まだ間に合う!新入社員研修の準備の手順
【日時】2022/02/02(水)10:00~11:30
【参加費】無料
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20220202/

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