コラム

新入社員に向けたメッセージ

コラム記事

2021/04/02

先日、弊社のお客様の新入社員研修を実施しました。その冒頭にお話したことを、皆様の会社の新入社員にもお伝えいただければと思って文章にしました。


新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
新しい生活が始まり、ワクワクと不安が入り混じっていることと思います。

今日は、会社が皆さんに求める「積極性」についてお伝えします。

少し話が脱線しますが、4月に小学1年生が学校に通い始める時期になると、お母さんにしがみついてワンワン泣いている1年生を見かけます。お母さんにしがみついてワンワン泣く小学生の心情を推測すると、
「今までは、ママと一緒だったけど、一人で現実世界を歩むのは怖い(こんな論理的には考えてないでしょうが)」
と叫んでいるように思えます。そんな小学生も数週間後には、元気に学校に通っています。

これを同じことが社会人1年生の心情として起きると思っています。
「今までは、家族や学校に守られてきたけど、社会人として現実世界を歩むのは怖い」
と内心思っている人はいらっしゃると思います。

この「怖さ」に立ち向かって、乗り越えていくことが、皆さんにとって人生を左右していきます。

「(あっているか分からないから)発言するのが怖い」
「(バカに思われたら怖いから)質問するのが怖い」
「(失敗したら嫌だから)電話をとるのが怖い」
様々な「怖い」現実が到来します。

この「怖さ」に過敏になって、行動をしなければ、危険はありません。安全を確保できます。一方で、行動をしなければ、経験できないので成長はありません。

この「怖さ」を乗り越えて、行動することは、危険を伴います。
しかし、成功をすることで、経験を積み、その行動が安全だと分かる瞬間があります。
それが成長になります。慣れて、必ず「恐れなく」自然にできるようになります。

だから、どんどん行動・発言してください。これが会社が求める「積極性」になります。

そして、もちろん失敗もします。凹みます。
この凹んだ時こそ、同期の仲間にヘルプを頼むときです。
「あー、こんな失敗しちゃった」
「先輩から、こんなことを言われちゃった~」
など自分の辛さを告白してください。それだけですっきりします。
しばらくの間は失敗も許されます。

そして、大切なお願いです。
同期の仲間が、ヘルプを求めてきたら、一旦手を止めて耳を傾けてあげてください。それで、仲間は救われます。
そんな仲間とつながりは、お互いの成長を促進して、置いてけぼりをつくらない学びの場・支え合いの場となります。

それでは、大いにトライして、大いに成功・失敗して、お互いに支え合って、大きく羽ばたいてください。

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