Vol.163「新解釈マネジメントの本」出版と書籍プレゼントのお知らせ

『新解釈：マネジメントの本』の出版にむけて

今回は6月に出版する「新解釈：マネジメントの本」のご案内です。副題に～自分が変わると周囲が変わる「内省型リーダーシップ」～とつけていますが、「内省型リーダーシップ」に込める想いをお伝えします。

「内省型リーダーシップ」とは、相手を変えるリーダーシップと自分を変えるリーダーシップの両刀のリーダーシップです。特に、自分が変わることで、部下の自律的な行動が増え、結果的にマネジャー自身の仕事が楽になる・楽しくなることをねらいに置いたリーダーシップでもあります。

近代合理主義を応用した近代マネジメントは、主体・客体を分離して、客体を変えることで、問題を解決してきました。これは主体が「正しい」ことが前提になっています。

複雑性・不確実性が増す時代で、近代合理主義的なマネジメントスタイルが限界を迎えていると考えています。近代合理主義の考え方は、主体・客体の分離を生み、他責化・犯人探し・問題探しが増える傾向になりがちです。

組織診断をして、犯人・問題探しをしたり、ある階層の問題をあげて、研修・eラーニングを実施したり、小さな問題を大げさに取り上げて、規程化したり、教育したり、皆さんは忙しいし、それどころではないと思います。

でも、そんな自分たちも、新しい問題を創造して、誰かの仕事を増やしている可能性があります。

内省型リーダーシップの入り口は、「もしかしたら」この問題を創造しているのは、自分かもしれないことに気づくことです。

もしかしたら、心理的安全性を損なっているのは自分かも
もしかしたら、部下の成長を阻害しているのは自分かも
もしかしたら、会議や1on1を無駄にしているのは自分かも

と自分に軸を向けられたら、何が起きるのかを表現したのが「新解釈」です。自分に軸が向けられると、不思議と周囲が動き出します。部下の自主性も生まれます。その結果、マネジャー自身が楽になるという不可思議な体験ができれば幸いです。

この書籍が、他責化の渦の中で、忙しさにまみれて苦しんでいる経営者・マネジャーの皆さんに届けば良いと思っています。今まで手が付けられなかった問題を解決できると信じております。

多くの皆さんに手に取っていただきたく、下記のようなイベントを考えております。

出版記念セミナーを開催します

日本でのインテグラル理論の第一人者、鈴木規夫さんをお招きして、新著を読み解くセミナーを開催します。相手を変えるリーダーシップを備えると同時に、自分を変えるリーダーシップを兼ね備えることで、周囲に変化が起きることを研修で伝えてきました。それを1冊の書籍にまとめた想いなどを当日お伝えできればと思います。

【出版記念セミナー】鈴木規夫さんをお招きして『新解釈-マネジメントの本』を読み解く
　自分が変わると周囲が変わる「内省型リーダーシップ」

　2024/06/28（金） 10:00-11:30
　申込：https://www.growthen.co.jp/seminar/20240628/

　2024/07/10（水）10:00-11:30
　申込：https://www.growthen.co.jp/seminar/20240710/