コラム

グローセンパートナーという会社のトリセツ

コラム記事

2024/02/21

しばしばお客様にご迷惑をおかけしている感覚もあり、今回はグローセンパートナーという会社の実態を紹介しようと思い、筆を執りました(筆を“とる”の漢字はこの感じなのだと初めて知りました)。

1.みんなが住んでいるところ

10名程度の会社ですが、関東以外に北から青森(弘前)、宮城(仙台)、山形(米沢)、三重(熊野)、福岡に住んでいるメンバーがいます。ミーティングは月1回、コロナ前からZOOMでやっています。リアルで会えるのは、社内旅行や忘年会の年2回程度です。コミュニケーションの問題は、それほど生じていないと思っています。

もともと、メンバーが地方に点在するようになったきっかけは、社員を雇用する体力がなかったからです。関東地区で社員を1名採用するより、ご家族の関係で地方に住んでいる方を採用する方が、優秀なメンバーを採用できると考えたからです。この着眼は大成功でした。

2.働き方(時間管理)について

メンバーが地方に点在しているので、全員が完全リモートワークです。さらに、私が出光興産という会社からスタートし、自分が出退勤管理をさせたことがないので、グローセンパートナーでは出退勤管理をしていません。一応、労働法規を違反しない運用はしています。労働時間は、好きな時に働きはじめ、好きな時に業務終了しています。管理業務が大幅に削減できます。

昨年から兼業を推進して、自分の賞与は社外で稼げという方針のもと、労働時間内に副業してもいいよ!と言っています。

3.経営者として、最近の私の心境

会社を永続させること(ゴーイングコンサーン)は手放しました。メンバーの皆さんは、他でも働ける力もありますし(そもそも副業していますし)、株主は私だけ、借金もしたことがないので、あまり迷惑をかける先がないからできることかもしれません。

会社を永続させることを手放すと、会社の業績も気になりませんし、将来の懸念事項も、経営課題もなくなりますので、これは気が楽です。

4.やっていること、やっていないこと

  • 雇用形態は、社員・業務委託・パートアルバイトなど様々です。雇用形態に垣根なく情報共有し、仕事を進めています。
  • (評価制度を作ることを仕事にしていますが)評価制度は運用していません。会社業績によって、賞与の支給額を変動するのみで、社員は誕生月、パートアルバイトの方は1年ごと定額昇給しています。
  • コンプライアンスも、メンバーを信用すれば必要ないと思っています。
  • 経営方針も経営計画もありません。
  • もちろん、権限規程などもないですし、報告や相談したいことがあればしてください、という感じです。
  • 年に1回断捨離ミーティングをして、業務の簡素化をどんどん進めています。

このようにいろいろと簡素化していますが、現状では問題は生じていません。そんなトライアルができることがありがたいと思っています。いろいろ手放すほど、経営者の私が楽になる、そうすると働くメンバーも楽になるという好循環が生まれているように感じています。

5.最後に

このような運営形態で仕事を進めているので、自由な時間に仕事をしています。週1~2日勤務のメンバーもいます。お急ぎのお問い合わせをいただくこともありますが、翌日ぐらいにはしっかり対応しますので、余裕をもってご連絡いただければと思います。また、全員リモート勤務ということもあり、お電話よりメールでお問い合わせいただいた方が、迅速に対応できます。

そんな、グローセンパートナーという会社ですが、定期的にやっていることを情報提供していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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