コラム
Vol.152 最近の若い者は…と感じている方へ
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2023/06/09
最近の若い者は…と感じている方へ
「最近の若い人の気持ちがわからない」とか、「若手社員とどうコミュニケーションをとったらよいかがわからない」という質問を受けますが、いつも返答に困ります。
このお悩みは、「自分の前提に合わない」「自分の都合通りに動いてくれない」という声に聞こえます。自分とは異なる価値観を受け入れるのがダイバーシティであり、自分とは異なる価値観をもって人を活かせるのがインクルージョンかと考えています。
これからは人材獲得が難しい時代になり、人材の離職は企業にかなりのダメージを与えます。このダイバーシティ&インクルージョンを真に実現できない組織は、人材倒産をすると考えています。
「最近の若い人は…」と思っている人が多い組織は、「この会社は昭和な感じ」「上司は、意味わからん」と言っている若手が多いのではないでしょうか?これでは、ダイバーシティやインクルージョンどころではありません。
シブヤ大学の講演では、話題を決めずに対話をして、思考は現実化する話、自我と真我の話、仏教の話、スピリチュアルな話などに話題が発散しました。
若い方たちは、自分の知りたいことに関連する質問や意見を投げかけてくれるなど、積極的に関与してくれました。
一方で、年配の方たちの反応は、自分の興味のない話、知らない分野の話だったためか、無口であったり、自分の過去の経験について話すことにとどまっていました。
明らかに若い人たちの方が、感度が高く、自分を持っています。
若い人や子供たちの方が、進化の度合いは早いと思っています。
学校には行きたくない→ダイバーシティ&インクルージョンが一番遠いところ、そりゃそうでしょ!
会社が息苦しい→その感覚は正しいです。その会社・組織が古い体質が牛耳っているからです
と考えています。
最近の若い人は…と思い始めている皆さんへ
おかしいのは自分かもしれないという視点で、若手の話を固定観念なしで耳を傾けてみてください。新しい発見ばかりかと思っています。そして、自分はもう古い人間というだといって自分を隅に追いやるのもやめてください。人間は死ぬまで成長・変容できます。今の状態ではなく、その変化が楽しいのです。
古い体質の会社で働いている皆さんへ
10年ぐらいいるとその環境に馴染んでしまいます。早く、新鮮な空気が吸える組織に転職しましょう。会社を変えたぐらいではキャリアに傷はつきません。それより、自分の感性ではなく、周りからの期待でその組織にいるから辛いのです。
これからは、自分の軸、自分の感性で生きることが最低限必要な時代になってきます。
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