コラム

Vol.132 チェックインと成人発達理論の関係性

2021/11/10

最近、成人発達理論を再度学び初めて、その深さと広さに、とても一生掛けても学びきれないと感じています。成人発達理論は、一般的な認知が終わって、いかに活用するのか?という次のステップに移行していますので、我々も活用方法を模索しています。

2021年8月から『入門インテグラル理論』『人が成長するとはどういうことか』などの著者である鈴木規夫さんのコンサルティングを受けております。その中で、示唆に富んだアドバイスがあるので、できる限りシェアしていきたいと考えております。

Index

  1. チェックインと成人発達理論の関係性
  2. いま求められる自律的な新入社員育成/研修設計とは
    ~Z世代新入社員の傾向と人材育成の本質から探る~

1.チェックインと成人発達理論の関係性

新入社員向けの「心の成長」を支援する研修プログラムを開発する過程で、鈴木規夫さんからのアドバイスを受け、「チェックインと成人発達理論の関係性」について書きたいと思います。

ワークショップに参加すると、チェックインからスタートすることが多いですが、皆さんは「チェックイン」についてどのように感じていますか?実は、私はこのチェックインが嫌でした。なぜかというと、「自由に話して良いと言われても困る」というが最初の理由でした。

そもそも、チェックインの機能は何かというと、心理的安全性を高めることにあると思います。

・話をする人は自分の心の中や感情に目を向け、感じたままを表現する。
・聴き手は、話し手を受け入れる。
・これにより、話し手が聞いてもらったという安心感を得る。

このプロセスを繰り返すことで、気持ちが場に集まり、エネルギーが巡り、お互いの安心感につながるのだと思います。

チェックインは、自己をありのままに認識・受容する能力、それを表現する能力を鍛錬するための重要な基礎練習となります。周囲の発言が気になったり、周囲に合わせて発言したりするのではなく、自己が感じたありのままを表現することが大切になります。

そういった意味で、チェックインは、単なる「アイスブレイク」としてではなく、今後、長期的に開発していく必要がある、「自律的な個として在るための総合的能力」を開発するための非常に重要なワークです。表現を変えると、自律的な人材を育てる大切な一歩になります。

▼コラム全文はこちらからご覧ください
https://www.growthen.co.jp/column/20211104/

2.いま求められる自律的な新入社員育成/研修設計とは~Z世代新入社員の傾向と人材育成の本質から探る~

ここ2年間で、新入社員育成は大きく様変わりし、対面集合型が前提だった新人研修の多くがオンライン化されました。来春の状況もまだ読めない部分はありますが、落ち着きを取り戻す可能性はあります。オンライン化の先に、人材育成には何が求められるのでしょうか。

本セミナーでは、リモートワーク時代/Z世代の新入社員育成 成功のための3つのポイントとして、これまでの新入社員育成の問題点、そしてその問題点を踏まえ、どのような再設計が必要なのか?について紹介します。
また、新入社員が新人研修をどう捉えていたか?など、人事担当者には言わないホンネなども一部ご紹介し、新入社員世代のものの捉え方にも触れていきたいと思います。

以下のようなお悩みをお持ちの方にフィットしたセミナーです。
・新入社員研修をオンライン化して乗り切っていたが、
 新入社員育成をより効果的なものにしていきたい
・オンライン環境下でも新入社員の成長スピードを上げたい
・オンライン環境下でも新入社員の主体性を高めていきたい
・スタンスや姿勢、マインドセットなどスキル以外の面を
 どうやって成長させていくかを知りたい
・現場の上司やトレーナーにできるだけ負担を掛けずに、
 新入社員の成長を促したい

▼いま求められる自律的な新入社員育成/研修設計とは
 ~Z世代新入社員の傾向と人材育成の本質から探る~
【日時】2021/12/02(木) 10:00~11:00
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20211202-2/

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