コラム
vol.14 偉大な社長を育てた母親の話
メルマガ
2009/04/24
Index
- 偉大な社長を育てた母親の話
- メンタルヘルスカウンセラーの仕事(最終回)
偉大な社長を育てた母親の話
お客様の事務所が近くにある関係で、よく「やるき茶屋」で昼食を取ります。ほどんど、ご飯とみそ汁のお替りをしますが、その時の板前さんの「喜んで!」という笑顔が印象的でした。
今回は、「やるき茶屋」を運営する株式会社大庄社長平辰さんの母親のお話です。この母に育てられると偉大な社長が育つと感嘆する内容です。食事中の方はお控え下さい。
下記文章は、致知(4月号)の文面をそのままお伝えします。
大庄社長の平辰さんのお母さんが天寿を全うされたときの挨拶です。
母は、子供たちのおしめを古着の布の切れ端で縫い、汚れたおしめは、凍りつく川に運び、洗ってくれました。冬の雪の降る日でした。母のその手は、あかぎれで割れ、膨れ上がっていました。血の出る割れ口には、ご飯粒を詰めることで耐えていました。そんなてであっても、「子供には少しでも温かいおしめを・・・」と赤ん坊が汚したおしめを洗っては、コタツで温めておいてくれました。食事をしながら、子供におっぱいを飲ませている時など、ビリビリと下痢のうんちをし、抱っこしている母の腿が熱くなってくると、食事を中座して、そのおしめをはずし、下痢でただれたお尻を、母は下でなめ取っては吐き出し、吐き出しながらコタツで温めてあったおしめを取りかえるのでした。(中略)母は、「子供が痛かろう」と自分の舌で、その下痢のうんちを舐めてふき取り、その口で再び食事を取ることも度々ありました。(中略)母が死を覚悟した時だと思われますが、私に話しかけてきたことがありました。「私はもう畑にも出られん。田圃ににも行けん。仕事ができなければ、人のためにならん。たとえ我が子であっても迷惑はかけたくない」と言い、その後自らの食を細めて“水”のみとし、大樹が枯れるが如く心臓を静かに止めていったのだと思います。
以上が、平辰さんの挨拶です。
「こんな育てられ方をした人に勝てない」というのが正直な感想です。
メンタルヘスルカウンセラーの仕事(野中のつぶやき)
4月になり本格的な春が来るのか?と思っていたら冬に戻ってしまったが、皆さんいかがお過ごしでいらっしゃるだろうか。定期的に参加してきたメルマガを今回をもって卒業しようと考え、さて最後に何を伝えようかなと考えてみた。
季節に四季の移り変わりがあるように、人の人生にも季節が巡ってくる。春のように暖かな時もあれば冬の時代もある。世の中の状況も同じかもしれない。大事なことは、人生における様々な季節が巡ってきても自分を見失わないことだと思う。どんな時も自分は何を目指すのか、どう生きていきたいのか、何が自分にとって納得がいくことか、幸せなのか、ということを考えながら自分が納得できる生き方をしていれば世の中の状況がどのように変化しようとも、きっと春はまた訪れることだと思う。
どんな時も自分らしく生きていくということがとてもかけがえのないことだと思う。
皆さんにこれからも幸多いことを祈りつつ、いざさらば。
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