コラム

Vol.55 刹那(せつな)的人生を愉しもう!

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2014/09/05

Index

  1. 刹那(せつな)的人生を愉しもう!
  2. 書籍の紹介「部下なし管理職が生き残る51の方法」

刹那(せつな)的人生を愉しもう!

多くの人は、コンサルティング会社の社長は長時間労働していると思っていると思いますが、時間が許す限り早く家に帰っています(妻はそう思っていないかもしれませんが)。土日もできる限り、仕事をしないようにしています。それは、去年の年末に、大切なことに気づいたからです。経営のスピードは落ちたと思いますが、それはそれで良いと思っています。

人事関連の仕事をしていますが「キャリア」という言葉は嫌いです。多分、「キャリア」を意識すると多くの人間は不幸せになるのではないかと思いっています(もちろん一部の成功者はいます)。「キャリア」というと今を犠牲にして、将来に投資するイメージがありますが、人は何かを勝ち取るために、ずっと「今」をないがしろに生きている気がしています。

良い学校に入るために、学業にいそしみ、良い会社に入るために、就活にいそしみ、 良い人と結婚するために、婚活にいそしみ、良い住宅環境を手に入れるために、ローンを組み、仕事にいそしみ、 老後のことを考えて、貯蓄にいそしみ、そして、多分老後も満足するほどの収入がない以上に、身体が動かなくて、後悔するような気がします。将来のために、「今」を削るという人生をやめないと、いつまでたっても「今」の充実感はないと思います。

経営者ともなると、会社のことが気になります。土日も会社のことばかり考えていました。ちょっとした時間があると仕事がしたくなり、ちょっとした時間があると会社のことを考えていました。例えると、仕事中は、趣味のことが気になり、趣味をやってる最中は、家族のことが気になり、家族と一緒にいる時は、仕事が気になり、という感じです。これでは、「今」の充実感はありませんよね。年末に妻と大げんかをして、このことに気づきました。自分は「今」を生きていないことに!

見え方が逆転しました。これからの人生は、
 家族の今を大切にする
 仕事の今を大切にする
 遊びの今を大切にする
 学びの今を大切にする
そして、できる限り将来に貯蓄しないで消費する将来は、どうにかなるだろう!ダメだったら、誰かに助けてもらおう!という感じで生きようと思っています。死ぬときに後悔しないように。

『死ぬときに後悔すること25』という書籍があります、終末期医療の専門家である著者が、1000人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介しています。

書籍の紹介「部下なし管理職が生き残る51の方法」   

私のコンサルタントとしての師匠である、株式会社パルトネールの麻野進氏の著書『部下なし管理職が生き残る51の方法』が発売されます。

いつの時代も40代社員が主役でした。その大多数は管理職層に登用され、個人プレーから組織マネジメントへ活躍のステージが上がる、あるいは蓄積された知識・経験を駆使して専門性を発揮する。しかし一方で、自身の将来性が見えてくる頃でもあります。出世が厳しいと悟った彼らは、サラリーマン経験が長い分、手の抜き所も心得ているために、お荷物化しやすい。本書のタイトルは「部下なし」ですが、現役のライン管理職がいつその立場になっても不思議ではありません。いや、9割の管理職は、いずれその立場になるはずです。人事部が中高年社員に理解してもらいたいが、立場上言えないことを代わりに述べています。
ピンと着た方は是非ご一読を!

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