コラム

Vol.74 管理をなくすほど、生産性が上がる

メルマガ

2016/11/26

Index

  1. 管理をなくすほど、生産性が上がる
  2. 人事・教育担当者に読んで欲しい書籍

管理をなくすほど、生産性が上がる

あっという間に、11月も終わりそうですね。今年も、1年があっという間に過ぎそうです。個人的には、ここ3年ぐらい自己探求を進めてきましたが、先日その旅を卒業することに決めました。来年からは、更に社会に対して、さまざまなメッセージを出していきたいと思っています。

現在、来期に向けて方針を整理しています。方針を掲げても、実行されないことをコンサルティングして体験しているので、グローセンパートナーでは
1.数字目標を持たない
2.社員が好きなように働く

を掲げて1年を過ごしました。

来年は、「体感覚」的な方針を掲げて、会社を運営することをトライしたいと思っています(このあたりは1月のメルマガで宣言・掲載します)。方針を作成するにあたり、社内でワールド・カフェをやりました。
そこで出てきた声は、
 やらされ感ある仕事が1つもない会社を作りたい。
 日本中の会社で、社会に価値を生まない無駄な仕事を一切排除したい。
でした。来年は、この辺りを軸に、グローセンパートナーという会社を実験台にして色々トライをしてみたいと思っています。

まずは、1年間「好きなようにしてください」を方針に、100%リモートワーク・100%フレックスを掲げてやってきた社員の皆さんの感想から紹介します。

「自分がやりたいと思っていたことが見えてきそうな気がして、さらにそれが実現できそうな感じ」

「ある程度自分の裁量でコントロールできるので、プライベートの時間を確保しながら、メリハリのある働き方ができていると感じています」

「皆さんそれぞれにプロフェッショナルなので、完全リモートでも仕事が進めやすいです」

「子育て優先の生活をしながら、自分の都合のよい時に仕事ができるシステムは、大変ありがたいものです」

「最初は『自由に意思決定してください(働く場所や時間も含め)』ということに戸惑い・難しいと思いましたが、慣れてくるとあまりその感じはなくなり、少しずつ、自然と自分で考えて仕事をしているようになってきた気がします」

「数値目標がないのはプレッシャーやストレスを感じづらい面もありつつ、大丈夫かなぁ・・・という想いもまだ多少あります」

「別の会社で感じていたストレスは減りました」

管理をいう業務を手放しましたが、管理を手放せば手放すほど、皆さん真面目に仕事をするという感想です。それぞれ時間を大切に仕事をしており、個々人の能力を最大限に使いながら、仕事をしていると感じています。逆に、管理を増やすと、やってはいけないこと、やってはいけないと社員が勝手に思っていることが増えて、その人が持っている能力を使いきれていない感じがあります。会社が管理を強化して、能力の制限をして、能力を評価し、能力評価をフィードバックして、更に使える能力を減らしているというサイクルを作り出している気がします。

例えば、働き方改革と言いながら、残業を20時までに制限するのは、本当に余計なお世話だと思います。夜にしか力が出ない人・夜は早く寝たい人は様々なので自由にすれば良いと思います。

来年からは、色々なことを手放しても会社が運営できることを、実際に証明することをミッションに進んでいきます。そして、その社会を皆さんに開示していきます!お楽しみに!

人事・教育担当者に読んで欲しい書籍

書籍名:『早く一人前になるための仕事の覚え方』
著者名: 関根 雅泰

教育担当の皆さんに読んで欲しいのではなく、新入社員向けの読本としては素晴らしい書籍です。仕事を教わる時の心構えや、NGワードなどもあり、新入社員に職場に馴染んで、仕事を覚えてもらうためのノウハウが満載です。一度手に取ってみてください。仕事を覚える方法が分かりやすく、多面的に整理されています。

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